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第16課 関係代名詞”Which”と”That”の使い分け

答えは「ノー」です。入れ替えられる場合もありますが、この2つの関係代名詞の間には違いが存在します。

 

まず最初に、使い分けるための基本的なルールはこちら。

    • 関係代名詞以降の説明を省いてしまっても文章そものの意味が変わらない場合“which”を使う。
    • 反対に、関係代名詞以降の説明を省くと、文章の意味が大きく変わってしまう可能性がある場合“that”を使う。

それでは、詳しくみていきましょう。

 

Which

関係代名詞には主に2つの使用方法(制限用法と非制限用法)があり、”which”は非制限用法に用いられます。非制限、つまり対象となる名詞を限定しないということ。which以下の説明はあくまで追加のおまけ情報であって、その追加情報を省いてしまっても文章そのものの意味は変わりません。通常コンマで区切り、(, which)と表します。

 

例文:My house, which is located at the end of the street, is new.

この文章で一番伝えたいことは、「私の家は新しい」ということです。2つのコンマ間の‘which is located at the end of the street’は「ちなみにその家は通りの端にありますよ〜」というあくまでおまけ情報なので、省いてしまっても文章の意味には影響しません。

 

That

“that”は制限用法に用いられます。that以下の説明が対象となる名詞を限定し、文章に不可欠な情報を与えています。そのため、that以下を省略することはできません。

例文:The woman that wears a red dress is my best friend.

この文章で一番伝えたいことは「赤いドレスを着ている女性は私の親友」だということです。‘that wears a red dress’を省いてしまうと、「女性は私の親友」となってしまい、文章そのものの意味が変わってしまい、一番伝えたいことが伝わらなくなってしまいます。

 

数量詞には “That”を使う

先行詞がall, everything, something, the thingといった数量詞の場合、 whichの代わりにthatを使います。

例文:Everything that they do, they do well.

 

いかがでしたか?”which”と”that”の間違いは英語のよくあるミスのうちの1つです。これからは自信を持って使い分けていきましょう!

あわせて読む: 英語の “High” と “Tall” の正しい使い分け英語で”Breath”と”Breathe”はどう違う?

 

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