日本語には存在を表す動詞が「いる」と「ある」の2つあります。言われてみれば確かに、「いる」と「ある」は英語だと両方とも同じ “There is (are)” ですよね。
それでは日本語で私たちはどうやって使い分けるのでしょうか?
簡単に言うと、人や動物には「いる」を使い、モノや植物には「ある」を使います。
動詞 (基本形) |
動詞 (丁寧形) |
意味 | 対象 |
いる | います | 位置している | 人、動物 |
ある | あります | 位置している、存在する、持っている | モノ、植物 |
もう少し具体的に見てみましょう。
文章の作り方:[副詞:場所] + に + [名詞] + が + [動詞:いる / ある(います / あります)]
> AにBがいます / あります。
例文:
庭に犬がいます。(There is a dog in the garden.)
>犬は動物=いる / います
部屋に机があります。(There is a desk in the room.)
>机はモノ=ある / あります。
所有を表す「ある / あります」
ここまで存在を表す言葉を説明してきましたが、「ある / あります」は 所有、つまり「持っている」という意味でも使われます。
文章の作り方:[名詞] + が + ある / あります
お金があります。((I) have money.)
合わせて読む: 「あげる、くれる、もらう」の違いを説明する方法
いかがでしたか?普段何気なく使ってる言葉のルール。知らないとなかなか説明できませんよね。
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