言語を学び始めるのには何かしらの理由がありますよね。けれど、勉強を始めた頃にモチベーションが続かなくて、断念してしまいそうになることは誰にでもあると思います。どうやったらモチベーションを維持することができるのでしょうか?
それでは、今まで何度も挫折したり、くじけそうになりながらも数カ国語を勉強してきた筆者が言語学習のモチベーションを取り戻すための5つのコツをお伝えします。
1. その言語が話されている国・地域に旅行に行く
モチベーションを回復するための一番手っ取り早い方法です。格安航空券を買って、短期間でもいいので行ってしまいましょう。日本人の場合、パスポートさえあれば多くの場所は意外と簡単に行けてしまうものです。その土地で実際に話されているのを聞くと、自分も話したい!と強く思うものです。
その場では思ったように上手に話せないかもしれません。けれども、「もっと話せるようになりたい!」と思った、そのリアルな経験が帰国後の大きなモチベーションに繋がります。
さらに、実際にその場所に行き、歩き回ることで、言葉だけではなくその土地の食べ物、人、文化といった様々な発見があるはずです。その体験が「言葉を話せるようになって、もっと知りたい!」という好奇心をかき立てるはずです。
2. ネイティブの友達をつくる
時間が無くてなかなか海外には行けないという場合は、ネイティブの友達をつくってみましょう。一緒に出かけたり、おしゃべりしたり、メッセージをやりとりすることは、自然とスピーキングやライティングの練習になります。それだけではなく、その友達が言葉や、その国について教えてくれるかもしれません。
近くにそういう人がいない場合は、ネットやアプリで探してみましょう。ちょっと恥ずかしいな、勇気がいるなと躊躇している人もまずは見てみてください。今の時代、ネイティブと繋がる方法はたくさんあります!
3. 学習教材を変えてみる。興味がある分野について勉強する。
もうダメだー!疲れた!やる気が出ない!と思ったらその言語の音楽を聴いたり、映画を観たり、漫画を読んでみましょう。
難しい文法の教科書や単語帳は一旦わきに置いて、思いっきりリラックスして楽しんじゃいましょう。料理が好きなら、ネットでその言語のレシピを探してみたりと、とにかく自分が興味があることをやってみるのがオススメです。
ツイッターやフェイスブック、インスタグラムといったSNSをやっている場合は、その言語で投稿している人をフォローしてみましょう。こうすれば、ただなんとなくスマートフォンを使っている時でも勉強になることが多々あります。
4. プレッシャーのかかるテストやクイズ問題は無闇にやらない
オンライン学習やアプリで言語を学習している人も多いのではないでしょうか。中にはクイズ形式で定着度が確認できるものもあり、便利ですよね。
ただ、このクイズやテスト形式の学習法は注意しなければならないことがあります。クイズに答え続けるということは、脳に負担がかかります。脳の緊張状態が続くことで、クイズ後は思いのほか疲れてしまうことがあります。そうすると、無意識のうちにそのアプリや学習サイトを開くのを億劫に感じるようになり、勉強をやめてしまう可能性があります。また、勉強を始めたばかりでテストをやってしまい、正解率が低いとモチベーション低下に繋がってしまうこともあります。つまり、クイズによる定着度チェックはタイミングが肝心なのです。自分で「結構覚えたかな?そろそろ大丈夫。」と準備ができてからテストしてみましょう。
5. 焦って結果を出そうとしない
言語学習は時間がかかります。本屋に行くと、「30日で英語が話せるようになる」といったタイトルの言語学習本がたくさん売られています。しかし、現実にはそんなことはあり得ません。本の売り上げのためにつけられたタイトルです。言語を勉強する際、ある程度のレベルになるのに数年かかるのはごく普通のことです。
言語学習で最も大切なポイントは「途中で投げ出さずに続けること」です。時間はかかるかもしれませんが、勉強を続けている限り、たとえゆっくりでも確実に習得していくことができます。
時には、全然上達していない、進まない、と感じることもあるかもしれません。そんな時は、勉強し始めた頃に比べてどれくらいわかるようになったか、振り返ってみてください。努力はあなたを裏切りません。焦らず、ゆっくり時間をかけて学習していきましょう!
言語は学習する方法はたくさんありますが、すべての人にあてはまる学習法は存在しません。色々な方法を試してみて、自分にあったやり方を見つけましょう。時間はかかっても、最終的にはそれが一番の近道となります。
言語をゲーム感覚で勉強してみたいと思ったら、LingoCardsをチェック!あなたにピッタリな学習法がみつかるかもしれません。