フランス語は難しいというイメージを持っていませんか?名詞の性、動詞の活用、発音、、、どれも複雑そうですよね。けれど、なんとなくのイメージで勉強するのを諦めてしまうのはもったいないですよね。私が、英語の基礎は知った上でフランス語の勉強をゼロから始めた日本人として、言われているほどフランス語は難しくはないと思った理由をまとめたいと思います。
以下、フランス語を恐れる必要はないと断言できる5つの理由です。
英語とフランス語で共通の単語は驚くほどたくさんあります。ある程度英語を知っている人なら、それだけでフランス語学習を始めるにあたって強みになります。フランス語で何というかわからない時は、英単語をフランス語の発音で言ってみてください。意外と伝わることが多いです。
フランス語はラテン系の言語、英語はゲルマン系の言語に分類されます。違うグループの言語なので、文法の概念には違う点があります。けれど、同じアルタイ語族に属していると言われている日本語、韓国語、トルコ語等と比べると、フランス語と英語は非常に近い、似ている言語なでのす。なので、もし英語を知っているなら、フランス語の基礎はすでに知っていると言っても過言ではありません。
さらに言うと、もしスペイン語、ポルトガル語、イタリア語といったラテン系の言語を知っていたら、フランス語の勉強はさらに簡単です。
フランス語の動詞の活用は6種類もあって、それを時制ごとに全てを覚えなければならないと思うと頭が痛くなりますよね。確かに6種類あるのは本当です。それぞれスペルも違います。けれど、6つのうち4つ(一人称単数、二人称単数、三人称単数、三人称複数)は同じ発音である動詞が多いって知っていましたか?
さらに、「わたしたち」という意味の“Nous”(一人称複数)は会話では通常一人称単数形の“On”に置き換えられます。つまり、最終的に発音が違うのは二人称複数形の“Vous”から始まる動詞の活用だけ、ということになるんです!
例:<parler> 「話す」の現在形
Je parle
Tu parle
Il parle
Nous parlons —>On parle
Vous parlez
Ils parlent
*“parle” と “parlent” の発音は同じ
フランス語を正しく発音できるようになるためには、覚えなければならないルールがたくさんあります。けれど、一度そのルールを覚えてしまえば、新たに覚えなければいけない例外はほとんどありません。
英語の発音は例外だらけでまったく一貫性がないということを知っていますか?例えば、どうして “through” の語尾は “enough, rough, tough” と同じような発音ではないのでしょうか。どうして “read” は場合によっては “red”と発音したりするのでしょうか。
それに比べてフランス語は一度ルールさえ覚えてしまえば、正しく発音するのは簡単です。
フランスは芸術の国。フランス語の映画、本、雑誌、音楽は世界中に溢れていて、簡単に見つけられます。自分が興味のあるものを選べば、娯楽として楽しむのと同時にフランス語を学習することができます。
いかがでしかた?フランス語に対する恐怖が少しは減ったでしょうか。もちろん、フランス語は簡単に習得できるとは思っていません。どんな言語であれ、地道な努力と継続が必要です。しかし、ただ「なんとなく難しそうだな」というイメージだけでフランス語学習を諦めないでください。やってみると、思っていたほど難しくはないかもしれません。
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