英語の “come / go” は日本語の「来る / 行く」とは違う概念だということを聞いたことがありますか?
必ずしも “come = 来る”、”go = 行く” とは限らないんです。
日本語の「来る / 行く」は話し手がいる場所を中心とした方向によって決定します。
一方、英語の “come / go” は対象を中心とした方向によって決定します。対象は話し手である場合もあれば、聞き手である場合もあります。
この基本的な考え方の違いを理解していないと、どっちを使っていいのかわからなくなってしまいます。
それでは順番にみていきましょう!
Come は対象に向かっている、近づいている時に使われます。
現在形: Come
過去形: Came
過去分詞: Come
現在進行形: be動詞 + Coming
Come closer to me!(私の近くに来て!)
[対象(話し手)に近づいていく動作]
I’m coming. (今行きます。)
[対象(聞き手)に向かっていく動作]
You can come to my house on the weekend.(週末私の家においでよ。)
[対象(話し手の家)に向かっていく動作]
Can I come to your house on the weekend?(週末にあなたの家に行ってもいい?)
[対象(聞き手の家)に向かっていく動作]
They will come to visit us when they are free.(彼らは時間がある時に私たちに会いに来るでしょう。)
[対象(話し手・聞き手のいる場所)に向かっていく動作]
His grandparents came from Australia to visit him last summer.(彼の祖父母が前の夏に彼に会いにオーストラリアから来ました。)
[対象(話し手・聞き手の住んでいる場所)に向かっていく動作]
Go は対象から離れていく、遠くなっていく時に使われます。
対象が話し手からも聞き手からも遠い時にも go を使います。
現在形: Go
過去形:: Went
過去分詞: Gone
現在進行形: be動詞 + Going
Go away from me! (私から離れて!=あっち行って!)
[対象(話し手)から離れていく動作]
We can go to the supermarket together later.(あとで一緒にスーパーに行こうよ。)
[対象(スーパー)が話し手からも聞き手からも遠い動作]
He will go to Australia for visiting his grandparents next week.(彼は来週オーストラリアに祖父母に会いに行きます。)
[対象(オーストラリア)が話し手からも聞き手からも遠い動作。さらに、この文章から話し手も聞き手もオーストラリアにはいないことがわかります。]
いかがでしたか?
もっと英語を勉強したい!と思ったら、LingoCardsをチェック!